HubSpotを使うべき?無料プランと有料プランの違いと導入すべき企業

「HubSpot、始めてみたいけど無料版で何ができるの?」

「有料版とのできることの違いはなんだろう?」

「無料版のまま使うだけで大丈夫?」

「有料版を使うべき会社はどんな会社?」

HubSpotを導入したいと思っている人、無料でどこまで使えるかが気になる人のために

無料プランのできること、無料プランをおすすめの企業、有料プランをおすすめの企業をわかりやすく解説します

ぜひ最後までご覧ください!

HubSpot無料プランとは?

「無料で使えるものなんて大したことないでしょ」なんて思っている人もいると思いますが、実はHubSpotはCRMの基本機能を永久に無料で使用できちゃうんです!

一体どんな機能が無料で使えるのでしょうか?

HubsSpot CRM(Customer Relationship Management)を導入から継続まで無料で使うことができます。HubSpot CRMとは、企業が顧客や顧客になりうる見込み客との関係を管理し、ビジネスの成長をサポートするためのツールです。営業管理、マーケティング活動、カスタマーサポートセンターの問い合わせ管理まで、幅広い場面で使える優れものです。

どのようにビジネスをサポートしてくれれるかは以下の機能をご覧ください。

たくさんある中でも主に使う機能と使い方を紹介します。

1.顧客情報の管理

  • 機能: 顧客や見込み客の連絡先情報(名前、メールアドレス、電話番号など)を一元的に管理します。情報は簡単に追加、編集、検索できます。
  • 使い方: 顧客が問い合わせをしてきた際や商談が進んだときに、その情報を迅速に記録し、必要なときにすぐにアクセスできます。

2.取引の管理

  • 機能: 取引(商談)を作成し、進行状況や収益の予想などを追跡します。
  • 使い方: 商談の進行状況を視覚的に確認し、どのステージにいるかを把握することで、効果的に取引を進めることが可能になります。

3.タスクとリマインダー

  • 機能: 顧客や取引に関連するタスクを作成し、リマインダーを設定できます。
  • 使い方: 商談のフォローアップや顧客とのミーティングなどを忘れないようにするためにタスクを設定し、期限が近づくとリマインダーが通知されます。大事なタスクを忘れてしまう心配はなくなるでしょう。

4.メールの送受信

  • 機能: HubSpot CRM内で直接メールを送受信し、メールの履歴を記録します。
  • 使い方: 顧客とのメールのやり取りを一元的に管理し、履歴を確認することで、過去のコミュニケーションを把握しやすくなります。

5.ダッシュボードとレポート

  • 機能: ビジネスの進捗やパフォーマンスを視覚的に表示するダッシュボードを提供し、カスタマイズ可能なレポートを作成できます。
  • 使い方: データを基にしたインサイトを得て、営業活動やマーケティング戦略を改善するための意思決定をサポートします。

6.統合と自動化

  • 機能: 他のツールやアプリ(メールサービス、カレンダー、マーケティングツールなど)と統合し、作業を自動化する機能があります。
  • 使い方: 例えば、新しいリードが登録された際に自動でメールを送信する設定をすることで、手作業を減らし効率化できます。

このような機能がHubSpotはとても使いやすく、簡単に扱えて、コストをかけずにCRMに挑戦できるため、初心者の方におすすめです。最大5人のユーザーまで無料で利用できます!

無料プランおすすめの会社

たくさんの機能があるため以下のような企業がHubSpotの無料プランに向いていると思います。

1. ツールを利用してこなかった企業

  • 説明: これまでCRMツールを使っていなかった企業には、HubSpotの無料版がぴったりです。顧客情報を一つの場所で管理し、営業やマーケティング、カスタマーサポートの効率化が図れます。使い方も直感的で、ITツールに不安がある人でも簡単に試せます。

2. 単機能のツールを利用してきた企業

  • 説明: 「マーケティング」「営業」「カスタマーサービス」など、別々のツールを使っている企業には、HubSpotが役立ちます。異なるツールで情報が分散していると、作業が非効率的になりますが、HubSpotならこれらの機能を一つのプラットフォームで統合できるため、スムーズに情報を管理できます。

3. 他社ツールのインターフェースに苦労している企業

  • 説明: 他のCRMツールの操作が難しいと感じている企業には、HubSpotの無料版を試してみる価値があります。HubSpotはシンプルで使いやすいデザインが特徴なので、誰でも直感的に操作できます。

HubSpot無料版の制約

1. マーケティングコンタクトに制限がある

  • 説明: HubSpotの無料版では、マーケティングで対象にできる顧客の数が最大1,000名までです。大規模なビジネスには不向きですが、限られた顧客数の新規事業などには試す価値があります。

2. EメールにHubSpotロゴが付く

  • 説明: 無料版で送信するマーケティングメールにはHubSpotのロゴが自動で入ります。ビジネスとしてブランドにこだわりたい場合は、有料プランを検討する必要があります。

このように、HubSpotの無料プランは特にツールを使ったことがない小規模企業や、複数のツールを使っていて困っている企業に適していますが、制約もあるため、それに合った使い方をするのが良いでしょう。

HubSpotのCRM以外の製品

HubSpot CRMの他に以下のような5つの製品があります。

  • Marketing Hub:「集客とリード育成ツール」このツールは、あなたのビジネスが新しい顧客を引き寄せるための手助けをします。ブログ投稿、ソーシャルメディア、メールキャンペーンなどを使ってリード(見込み客)を集め、その後、そのリードを顧客に育てていくための機能が揃っています。
  • Sales Hub:「営業効率化ツール」このツールは、営業プロセスをスムーズに進めるためのサポートをします。営業活動を管理し、商談を追跡して、成約率を高めるための機能が整っています。営業のサイクルを短縮し、より多くの取引を成功させるのが目的です。
  • Service Hub:「カスタマーサポートツール」顧客からの問い合わせやサポートを効率よく管理し、優れた顧客体験を提供するためのツールです。チケットシステムやフィードバック機能を使って、顧客の問題を迅速に解決し、満足度を高めます。
  • CMS Hub:「ウェブサイト管理ツール」このツールを使うことで、自分のウェブサイトを簡単に作成し、管理することができます。デザインをカスタマイズしたり、コンテンツを更新したりできる機能が揃っており、ウェブサイトの拡張性も高いです。
  • Operations Hub:「業務効率化ツール」このツールは、業務のデータを整理したり、異なるツールやシステム間でのデータ連携を助けたりします。また、ビジネスプロセスを自動化することで、業務全体を効率化し、よりスムーズに運営するための機能があります。

これらの製品は次のコラムで紹介するプランによってできる内容が少しずつ変わります。

HubSpotの有料プラン

HubSpotの有料プランは3通りです。

・Starterプラン

・Professionalプラン

・Enterpriseプラン

これらのプランは、それぞれのニーズや会社の規模に応じて機能や価格が異なります。

StarterProfessionalEnterprise
Marketing Hub¥1,800/月〜¥96,000/月〜¥432,000/月〜
Sales Hub¥1,800/月〜¥10,800/月〜¥18,000/月〜
Service Hub¥1,800/月〜¥10,800/月〜¥18,000/月〜
CMS Hub¥1,800/月〜¥48,000/月〜¥144,000/月〜
Operations Hub¥1,800/月〜¥86,000/月〜¥240,000/月〜

有料プランおすすめの会社

1. 顧客を引き寄せるコンテンツ戦略を導入したい企

  • 説明: 自社のコンテンツを使ってお客様を引き寄せる「インバウンドマーケティング」を試したい企業には、有料プランがぴったりです。無料プランよりも多機能で、データの連携がスムーズになり、効果的な戦略が立てやすくなります。特に顧客との関係を深めたい企業におすすめです。

2. 複雑なマーケティング施策を実施したい企業

  • 説明: 複雑なマーケティング作業を自動化したり、高度なSEOツールを活用したりしたい企業には、有料プランの「Marketing Hub」が最適です。より精緻なマーケティング施策を実施でき、リードの獲得効果が大きく向上します。

3. 営業チームの業務をよりスムーズにしたい企業

  • 説明: 営業チームの作業をもっと効率化したい企業には、有料プランの「Sales Hub」が役立ちます。リードの自動割り当てやフォローアップの自動化など、高度な機能がそろっており、営業活動を大幅に改善できます。

4. 強力なサポート体制を重視する企業

  • 説明: HubSpotをしっかりと活用し、迅速に問題を解決したい企業には、有料プランのサポートが便利です。電話やメールでのサポートが受けられ、特に電話サポートが必要な場合は、ProfessionalまたはEnterpriseプランを選ぶと良いでしょう。

5. データ分析やカスタムレポートの作成を重視する企業

  • 説明: 成果を詳しく分析し、カスタムレポートを作成してビジネスの改善に役立てたい企業には、有料プランのデータ分析機能が役立ちます。ドラッグ&ドロップで簡単にレポートが作成でき、自社に合ったデータの可視化が可能です。

このように、有料プランではより高度な機能やサポートが提供されるため、特定のニーズや目標に合わせた活用が可能です。

まとめ

今回はHubSpotの無料プランと有料プランについて簡単に説明しました。

HubSpotは無料プランでも有料プランでもとても使いやすいツールとなっています。それぞれの自社の課題や目標、ニーズにあった有料プランを選ぶことが大切です。

無料プランから初めて、自社のビジネスの成長に合わせてアップグレードしていく方法が良いと思います。まずはスモールスタートでHubSpotを利用してみてはいかがでしょうか。

HubSpotのご不明点なにかありましたら、お気軽にご相談ください!!